← 制作記一覧へ

手元のデータで「評価が高い宿」のランキング記事を書いた

公開: 2026-07-18 · #92 / 最終更新: 2026-08-10 ホテル検索データ記事づくり

📌 記事の取り扱いについて(公開当時の内容を含みます — タップで詳細)

本記事は公開当時の体験・気づきをまとめたものです。現在のツール数・プラン数・対象年齢・記事数・仕様とは異なる場合があります。最新の内容は各ツールページをご確認ください。ツールや外部サービスの仕様・料金は変更されることがあるため、利用前には各公式情報も併せてご確認ください。記載に誤りを見つけられた場合はお問い合わせフォームよりご連絡いただけると助かります。

記事を書きたい。でも何を根拠に?

ホテル検索ツールを作ってから、ずっと頭の片隅にあったことがあります。「せっかくなら、宿選びの参考になる記事も書きたい」ということです。

ツールは検索する人のためのもので、記事は読む人のためのもの。両方あって初めて、このサイトに来た意味があるんじゃないかと思っていました。

ただ、いざ書こうとして手が止まりました。「評価が高い宿」の記事なんて、世の中にいくらでもあります。よそのまとめサイトを眺めて、それを言い換えて記事にします。……それをやって、何の意味があるのでしょう。

受け売りでは書く意味がない

「よそで評判の宿を紹介する」形の記事は、書こうと思えば書けたはずです。でも、それは気持ちが乗りませんでした。

だって、その情報は私のものではありません。どこかの誰かが集めて、どこかの誰かが順位をつけたものを、私が横流しするだけです。読者からすれば「元のサイトを見ればいい」で終わってしまいます。

借り物の情報で記事を書いても、そこに私が存在する理由がありません。これが、手が止まった本当の原因でした。

気づいたら、手元にデータが貯まっていた

ところが、ふと気づきました。私のホテル検索ツールには、数万軒ぶんの宿のデータが貯まっています。口コミの件数、評価の点数。検索のために集めてきたデータだけれど、これは集計すれば「評価が高い宿」を自分の手で出せるということではないでしょうか。

誰かのまとめを引き写す必要なんてありませんでした。材料は最初から、自分の机の上にあったのです。

これに気づいたときは、ちょっと興奮しました。ツールを作って育ててきたことが、記事を書く力にそのままつながります。この感覚は、ツールを持っていなかったら味わえなかったと思います。

自分の集計から出た数字は、納得感が違う

さっそく手元のデータを集計して、ランキングの形に並べてみました。最初は料金の高い順で組んでいたのですが、すぐに「読みたいのは評価の順だろう」と思い直して、翌日には口コミ評価の高い順へ作り替えています。集計の細かい処理は、AIに聞きながら整えていきました。

出てきた順位を眺めて感じたのは、「この数字がどこから来たか、私は説明できる」という安心感でした。元データは自分のツールにあるし、どう集計したかも自分で決めました。誰かの受け売りではなく、根拠ごと手の中にあります。

書いていて、これほど納得感のある記事は初めてでした。よそのまとめを言い換えるときの、あの後ろめたさが一切ありません。データを持っている人だけが書ける記事というのは、こういうものかと実感しました。

一部を記事に、全部はツールで

記事には、集計結果の代表的なところだけを載せることにしました。理由はシンプルで、順位表を延々と並べても読み物としては退屈だし、細かく調べたい人にはツールで検索してもらったほうが便利だからです。

記事は入口、ツールは本体。記事で「こういうデータがありますよ」と紹介して、興味を持った人はツールで自分の条件に合わせて探せます。この役割分担は、ツールと記事の両方を持っているサイトならではの形だと思います。

書き終えてみて、記事とツールが初めて手をつないだような感覚がありました。

借り物の情報との決別

今回いちばんの収穫は、順位そのものよりも「自分のデータから書く」という書き方を覚えたことです。

よそのまとめ記事から借りてきた情報は、どこまでいっても借り物です。もちろん、もとになる口コミ評価じたいは楽天のデータをお借りしているのですが、それをどう集計して、どんな切り口で並べるかは自分の手元でやっています。自分のツールに貯めて、自分で集計した数字なら、胸を張って「私の記事です」と言えます。

これからも、ツールに貯まったデータを掘り起こして記事にしていきたいと思います。書くネタは外に探しに行くものだと思い込んでいたけれど、案外、足元に埋まっているのかもしれません。


← 他の制作記を見るトップお問い合わせ