前の画面に戻ったのに、カメラが点いたままでした
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緑の点が、消えませんでした
顔を撮って前回の写真と重ねて見比べるツールを作っています。写真は端末の外に出さず、その場で処理して終わり、という作りにしています。
そのツールを触っていて、気になることがありました。撮影の画面に入ろうとしてやめ、前の画面に戻ったあと、カメラが動いていることを示す表示が消えないことがあるのです。
実害があるかというと、写真がどこかへ送られていたわけではありません。それでも、顔を扱う道具でカメラが点きっぱなしというのは、気持ちのいいものではありませんでした。私が使っていて嫌なのだから、他の人が見たらもっと嫌だろうと思いました。
「許可を待っている間」に戻ると起きていました
追いかけてみると、起きる条件が分かりました。
カメラを使うときは、端末が「カメラを使ってもいいですか」と確認してきます。その確認が出ている最中に前の画面へ戻ると、戻ったあとに許可が下りるという順番になります。
このとき、ツールの側は「もう撮影画面ではない」と思っています。一方、許可が下りた側は素直にカメラを起動します。止める役の人がもういない状態で、カメラだけが立ち上がるわけです。
順番の問題なので、いつも起きるわけではありません。私も何度目かでようやく踏みました。
こういう「操作の途中でやめたとき」の道は、作っているときにあまり考えません。最後まで進んだ場合の流れは何度も試すのに、途中で引き返す道は一度も通らずに公開してしまう。実際の利用者は、迷えば普通に引き返します。むしろ初めて使う人ほど、途中でやめる回数は多いはずです。
後始末を、必ず通る場所に置きました
直し方は二段構えにしました。ひとつは、画面を離れるときに必ずカメラを止める処理を通るようにすること。もうひとつは、遅れて許可の返事が戻ってきたときに、もう撮影画面にいなければ、そのカメラをすぐ止めて使わないことです。離れるときの後始末だけでは、離れたあとに立ち上がるカメラを止められないからです。
大事なのは、**「使い終わったら止める」ではなく「想定の外で動き出したものも、気づいたそばから止めにいく」**という書き方に変えたことでした。前者は、使い終わったと自分が思っている場合しか動きません。
学び・借りたものは、必ず返しにいきます
カメラのように、使う間だけ端末から借りるものは、使う前に許可をもらう仕組みになっています。借りるときは丁寧なのに、返すときは雑になりがちだと気づきました。
借りっぱなしでも、端末がそのうち片付けてくれるだろう、と甘えたくなります。ただ、それに甘えていると、今回のような「点いたままの表示」が残ります。そして使う人は、その表示だけを見て判断します。
中で何をしているかは説明できても、点いている光は説明を待ってくれません。 顔を扱う道具を作っている以上、ここは丁寧すぎるくらいでちょうどいいと思いました。
このツールは、写真を端末の外に出さないことを売りにしています。だからこそ、こういう小さな後始末が効くのだと思います。いくら説明文で「外に出しません」と書いても、目の前で挙動が怪しければ、その一行は読まれません。信用してもらうための作業は、たぶん文章よりも動きのほうにあります。
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