正規URL の指定を、新しく足したページ群だけ付け忘れていた話
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正規URL の指定(canonical というものらしいです)は、このページの本命の URL はこれです、と検索エンジンに伝える指定なのだそうです。同じような中身のページが複数あるときに、どれを基準にするかを教える役目があるみたいです。私はこの指定を、新しく足したサブドメインのページにだけ入れ忘れていて、Google から「重複している」と言われるまでしばらく気づかなかった、という地味な失敗をしました。戒めに残しておきます。
何が起きたか
この失敗が起きた2026年5月当時、私のサイトは機能ごとにサブドメインで分かれていました。トップのサイトがあって、別の入口でいくつかの道具やページ群を動かしている、という形です。あるとき、新しい種類のページ群を一つのサブドメインとして足しました。(2026年7月26日に、ホテル・スマホ料金比較・キッズ集・お金診断・買い物の5サイトは tool-koubou.com の中へまとめました。いまも一部の小さな道具だけは別の入口で動かしています。)
しばらくして、Google Search Console(表示回数やクリック、検索に載せるための登録状態を見られる無料の管理画面)から「重複しています。ユーザーにより、正規ページとして選択されていません」という通知が来ました。最初は何のことか分からなかったのですが、調べていくと、その新しく足したページ群の多くで、正規URL の指定が抜けていることが分かりました。数えてみると、65ページのうち51ページで指定なし。11ページは自分自身を指定していて、3ページは別のサブドメインにある「本家」を指定していました。先に作っていた他のサブドメインにはちゃんと入っていたのに、新しいところだけ抜けていたのです。
正規URL の指定がなくても、検索エンジンは「似た中身のページのうち、どれを代表にするか」を自分で選ぶそうです。ただ、その結果がこちらの意図と違うことがある。今回は「重複するページなのに正規URL の指定がない」という扱いになっていました。
自分で確認してみた
通知を受けて、サブドメインごとにページを実際に取得して、正規URL の指定が入っているかを一つずつ見比べてみました。すると、はっきり差が出ました。古いサブドメインは入っているのに、新しいほうだけ、多くのページで指定が空っぽでした。
調べる中で気づいたこともありました。新しいサブドメインの中にも、別のサブドメインにほぼ同じ内容の「本家」ページがあるものがいくつかあって、それらはあえてその本家を正規URL に指定していました。これは間違いではなく、内容が重複しているときに「こっちが本命です」と正しく伝えている使い方なのだそうです。つまり「指定を付け忘れている」のと「わざと別のページを本命に指定している」のは別物で、ごっちゃにしないほうがいい、と分かりました。
直し方
やったことはシンプルでした。指定が抜けていたページに、それぞれ「自分自身の URL を正規URL にする」指定を一括で入れて、サイトに反映し直しました。すでに正しく入っているページには触らないようにしました。
直したからといってすぐに結果が変わるわけではありません。前にGoogleが見に来たときの結果が残っている間は、古い状態が記録されたままになるらしく、しばらく時間を置いて再確認しました。6月14日にサイト全体を点検したときは、調べた869 URL の中に「重複」扱いも、Googleが選んだ正規URLとの食い違いも、0件でした。
その後の方針と、いまの形
この一件のあと、正規URL まわりの方針をはっきりさせました。各ページは原則として「自分自身の URL」を正規URL に指定する。当時、本家が別にあった3ページは、その本家を正規URL にしていましたが、その後6月10日に重複ページ自体を削除して、本家へ自動で移す形に変えました。7月26日の統合後は、各ページの新しいURLを原則として正規URL にしています。
そして何より、新しいページ群を足すときは、正規URL の指定が入っているかを立ち上げ時の必須チェックにする、というところです。今回は、先に作ったところには入っていたぶん、「新しいところも当然入っているだろう」と思い込んでいたのが盲点でした。
……とはいえ、方針を決めただけでは防げませんでした。その後に増やした34記事でも同じ漏れが見つかって、6月30日に追加で直しています。新しいページを公開するときの確認は、いまも必要です。
ついでに、末尾にスラッシュを付けるか、www を付けるか、https の表記やパラメータの有無といった細かい URL の揺れも、指定の中でそろえるようにしました。末尾のスラッシュがあるかないかだけで別の URL として扱われることがあるらしく、サイト全体のルールに合わせておくほうが安心でした。
確認のやり方
新しいテンプレートを作ったときや構造を変えたときは、代表的な数ページを実際に取得して、入っている正規URL を自分の目で見る。ページ群ごとに「指定が入っているか」をまとめて見比べる。サイトマップ(検索エンジンに渡す、サイト内のページ一覧)に載っている URL と、各ページが指定している正規URL が食い違っていないかを見る。だいたいこの三つを回すようにしています。ドメイン統合後は、サブドメインではなく /hotel/ や /money/ といったページ群ごとに見ています。特に「並べて見比べる」のが、今回みたいな”片方だけ抜けている”取りこぼしを見つけるのに効きました。
教訓
正規URL の指定は、似たページのうち、どのURLを検索結果の代表として扱ってもらうかに関わる仕組みでした。ただし、指定したとおりに採用されるとは限らず、Google側が別のURLを選ぶこともあるそうです。それでも、複数の入口や似たページを持っていると、「全部に入っているか」「本命の指定が意図どおりか」は気にしておく価値がありました。
新しい入口を足したときほど、既存と同じ設定がちゃんと引き継がれているかを疑う。検索からの流入が動いたときは、中身や外の要因だけでなく、正規URL のような土台の設定も確認する。この二つが、今回の失敗以来のクセになりました。アクセスの数字だけ見ていると原因の切り分けが難しいので、主要な設定を時々見直しておく価値はあるなあ、としみじみ思っています。
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