公式ページを要約させたら、存在しない商品名が2回出てきました
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買い物比較ツールで炭酸水を比べるとき、困るのが規格の多さです。同じ銘柄でも、500mlと1リットル、ラベルあり・なし、4本パックに6本パック。どれとどれが同じ商品なのかを決めないと、値段を並べても比較になりません。
そこで、メーカーの公式サイトにあるバーコードの一覧ページを使って、規格を確定することにしました。公式が出している一覧なら、出どころとしてはいちばん確かだろう、と思ったからです。
要約に、知らない商品が混ざっていた
そのページに書かれている内容をAIに読み込ませて、要約させました。
同じページで2回試したのですが、返ってきた要約のどちらにも、見慣れない名前が混ざっていました。「塩レモンスボトル」や「無炭酸ソーダ」といった商品です。
どれも、元のページには存在しない商品名でした。同じページを2回読ませて、2回とも、別の作文が返ってきたことになります。
無炭酸のソーダ、というのは、名前の時点でだいぶ無理があります。でも一覧の中に他の商品と同じ顔で並んでいると、そういう商品もあるのかと通してしまいそうになります。
古い形式のページだったことも一因らしい
原因をはっきり突き止めたわけではありません。ただ、そのページは古い形式の文字コードで作られていました。いまの一般的なページとは、文字の記録のしかたが違います。
取ってくる途中か、要約する段階で文字が崩れ、崩れたところをAIがそれらしく埋めたのではないか、と見ています。
生の文字列を取ってきて、自分で検索した
仕方がないので、要約をやめました。
ページの元の文字列(要約する前の、ページに実際に書かれている文字)をそのまま取ってきて、手元で文字コードを変換し、商品名とバーコードを文字列で検索して確定しました。地味な作業ですが、要約を挟まないぶん、作文の入り込む余地はぐっと減ります。
生のデータを見て、初めて分かったこともあります。レモン味は全部で5規格ありました。そのうち1つは、公式の一覧に載ってはいるものの、単品のバーコードの欄が空でした。
紛らわしい別商品があることも分かりました。名前にレモンと付いていても、塩味のものや別の果物と組み合わせたものは別の商品なので、比較には混ぜないことにしました。
要約が向く場面、向かない場面
要約が役に立たない、と言いたいわけではありません。長いページに何が書いてあるかをざっと掴むには便利です。
ただ、要約は読みやすい代わりに、固有名詞を平気で作ることがあります。 商品名、型番、バーコード、値段。1文字違えば別物になるものを確定する場面では、要約を信じないことにしました。AIが存在しないURLを作っていた件(第94回)と、根っこは同じだと思います。
数字や型番の裏取りをするときは、生の文字列を取ってきて検索する。いまはこれを基本にしています。手間は増えますが、存在しない炭酸水を比較表に載せるよりは、ずっとましです。
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