← 制作記一覧へ

ホーム画面に追加して使えるようにしたら、直しても古いまま問題に悩んだ話

公開: 2026-07-02 · #72 / 最終更新: 2026-08-10 PWAキャッシュ個人開発失敗談

📌 記事の取り扱いについて(公開当時の内容を含みます — タップで詳細)

本記事は公開当時の体験・気づきをまとめたものです。現在のツール数・プラン数・対象年齢・記事数・仕様とは異なる場合があります。最新の内容は各ツールページをご確認ください。ツールや外部サービスの仕様・料金は変更されることがあるため、利用前には各公式情報も併せてご確認ください。記載に誤りを見つけられた場合はお問い合わせフォームよりご連絡いただけると助かります。

ツール工房のいくつかのツールは、スマホのホーム画面に追加すると、アプリのように一画面で開けるようにしています。毎回ブラウザでURLを打たなくていいので、自分でも気に入って使っている形です。ところが、この「ホーム画面に追加して使う」形にしてから、しばらく頭を抱える現象がありました。

サイトを直したのに、手元では古いまま

ツールの見た目を直して反映したあと、iPhoneのホーム画面に登録したほうで確認すると、なぜか前のままの画面が出てくるのです。最初は「反映に失敗したのかな」と思ったのですが、そうではありませんでした。

分かったのは、ホーム画面のアイコンをいったん消してから入れ直すと新しくなる、ということでした。「一応これで直せはする」ものの、更新のたびに毎回これでは困ります。まして、見に来てくれた人みんなに「一度消して入れ直してください」とお願いするわけにもいきません。根っこを直さないとどうにもならないな、というところでようやく腰を据えて原因を探り始めました。

困ったのは、これが自分だけでなく、見に来てくれた人の端末でも起きうる、ということでした。せっかく直した不具合が、相手の画面では直っていない。これはまずいなと感じました。

原因は「前に見た中身を手元にためる仕組み」だった

調べてもらって分かったのは、当時このツールには、表示のために「前に見たページの中身を手元にためておく」設定が効いていた、ということでした。二回目以降はその控えをさっと出すので、起動が速く感じられます。なお、ホーム画面に置くこと自体がこの仕組みとセットなわけではなく、控えをためるかどうかは、ツールごとの作りしだいです。

便利な反面、サイトを新しくしても、手元の控えが残っていると、そっちが先に出てしまう。私が見ていた「古いまま」は、まさにこの控えが入れ替わっていなかったせいでした。速さと引き換えに、更新が届きにくくなる、という落とし穴があったわけです。

「新しくなったら古い控えを捨てる」を入れた

直し方としてお願いしたのは、ざっくり言うと「新しい中身が用意できたら、古い控えはためらわず全部捨てて入れ替える」という動きを足すことでした。

対応は二段階でした。まず、その日のうちに「開くたびに、新しい中身がないかサーバーへ確かめに行く」よう配信の設定を直しました。翌日には、控えをためる仕組みそのものにも手を入れて、新しい世代へ切り替わったら古い控えを消す形へ整えました。こうしておけば、控えの世代を切り替えたときに、古い画面が残り続けることはなくなります。ただし切り替えの反映には読み込み直しが要ることもあって、ツールによっては、いったん閉じて開き直したり、二度読み込み直したりする必要はありました。それでも、アイコンを消して入れ直すしかなかった状態からは大きな前進で、ようやく安心できました。

あわせて、お問い合わせなどの送信先や、パスワードで守っている管理用のページは、そもそも控えをためない対象から外しておきました。ここを控えてしまうと、別のややこしい問題につながりそうだったからです。

速さと新しさは、放っておくと両立しない

この一件で印象に残ったのは、「速くする工夫」と「いつも最新を見せること」は、何もしないと案外けんかする、ということでした。控えをためれば速くなるけれど、ためたままだと古さが居座る。その間を取り持つために、「区切りで控えを捨てる」というひと手間がいるのだと知りました。

ホーム画面に追加して使える形は、自分でも便利で気に入っているぶん、こういう裏側のクセも一つずつ覚えていかないといけないんだな、と感じています。次に似た仕組みを足すときは、最初から「更新がちゃんと届くか」を確かめる手順を組んでおこうと思っています。

(このとき裏側で何を直したのか、控えのため方や取り直しのルールをどう組み直したかは、後日あらためて ホーム画面に置くサイトの更新まわりを組み直した話 に整理しました。)


← 他の制作記を見るトップお問い合わせ