← 制作記一覧へ

アクセスの記録が止まりかけて、自分が入れた覚えのない部品の存在を知りました

公開: 2026-08-13 · #118 / 最終更新: 2026-08-13 個人開発失敗談サイト運営ふりかえり

📌 記事の取り扱いについて(公開当時の内容を含みます — タップで詳細)

本記事は公開当時の体験・気づきをまとめたものです。現在のツール数・プラン数・対象年齢・記事数・仕様とは異なる場合があります。最新の内容は各ツールページをご確認ください。ツールや外部サービスの仕様・料金は変更されることがあるため、利用前には各公式情報も併せてご確認ください。記載に誤りを見つけられた場合はお問い合わせフォームよりご連絡いただけると助かります。

引っ越しの最終確認で、一行足りないことに気づきました

ツールのURLをひとつにまとめる作業の、最後の確認をしていたときのことです。新旧のページを見くらべていて、手が止まりました。

新しいページに、アクセスを数えるための小さな一行が入っていないのです。ページ自体は正常に表示されるし、リンクも生きています。でもこのままでは、見に来てくれた記録だけが立たない。壊れていないのに、記録だけが取れなくなるところでした。もし確認をすり抜けていたら、数字がゼロになって初めて気づく類いの抜けです。

探しても、自分のコードに見当たりませんでした

まず疑ったのは、移設のときに計測用の部品を消してしまったのではないか、ということでした。

そこで、元のファイルを開いて計測の部品を探しました。……見つかりません。おかしい。消していないのに、新しいページに入っていない。では前はどうやって記録が取れていたのか。古いほうのページを開いて、実際にブラウザに届いている中身を見てみました。すると、私が書いた覚えのない一行が、ちゃんと入っているのです。

そこでようやく分かりました。計測用の小さな部品は、私のファイルの中ではなく、サイトを公開している仕組みの側が、配るときに自動で差し込んでくれていたのです。設定画面でスイッチを入れておくと、そこに置いてあるページ全部に勝手に足してくれる、という親切な機能でした。

その時点では、置き場所を移したことで、その親切が届かなくなったのだと思いました。つまり原因は、消したことではなく、もらえなくなったことだと考えたわけです。

「自分で書いていないもの」は、消えるまで気づきにくいです

これがいちばんの学びでした。

自分で書いた部品なら、消せば分かります。差分に出ますし、消した記憶も残ります。ところが自分で書いていないものは、そもそも自分の手元に存在しないので、探しても出てこないし、失われても差分に出ません。今回、私は自分のファイルを何度見返しても答えにたどり着けませんでした。

似た立場のものは、他にもありそうです。設定画面のスイッチひとつで足されているもの、契約している側が親切で挟んでくれているもの。手元のファイルを全部読めば全体が分かる、という前提が崩れていることに、このとき初めて気づきました。

いったん自分の手元に引き取って、そして返しました

その場の直し方としては、自分のファイルに書くことを選びました。ページを組み上げるときに、計測の一行を自分で差し込みます。これで記録は取れるようになり、引っ越しは無事に終わりました。

ところが数日後、今度は逆の問題が出ました。あるツールのアクセス数が、明らかに多すぎるのです。公開後に実際に配られたページを確かめると、新しい置き場所でも、配る仕組みの側の自動で足してくれる機能が働いていました。つまり、私が手で差し込んだ一行と、仕組みが足した一行の両方が入って、同じ一回のページ表示から計測が二回送られる状態になっていたのです。足りないことに慌てて自分で足したら、知らないうちに親切も復活していて、二重になった。数日分の数字は、ものによっては倍近く水増しされていました。

最終的には、自動で足してくれる仕組みのほうに一本化しました。自分で差し込んだ分はぜんぶ剥がして、配られたページに計測の一行が「ちょうど1本」入っていることを、ページごとに数えて確かめました。足りないのも困るし、2本あるのも困る。正解が「ちょうど1本」だと分かっていれば、機械で数えて確かめられるというのが、この騒動の実用的な収穫でした。

計測が乱れたこと自体は数日の話で、私が把握した範囲では、大きな実害はありませんでした。それより、自分のサイトなのに自分の知らない部品が動いていたと知ったことのほうが、ずっと印象に残っています。

ついでに言うと、この一件で「壊れていないのに数字だけおかしい」という壊れ方があると学べたのも大きかったです。ページが開かなくなれば誰でも気づきます。でも記録が取れていない・二重に取れているだけの状態は、見に行って数えなければ気づけません。数字が正しいかどうかは、ページが表示されるかどうかとは別の話なのでした。


← 他の制作記を見るトップお問い合わせ