スゴカルR エッグショック ZA とラクーナ クッション AI の違い — 5kg台の軽量両対面A型、タイヤ・幌・衝撃吸収はどう違う?
コンビのスゴカルR エッグショック ZA(2026年9月18日発売)とアップリカのラクーナ クッション AIは、どちらも本体重量5kg台・生後1カ月から使える両対面のA型で、価格差は3,300円。大手2社の現行モデルどうしで、重さも対象月齢も価格帯も近い組み合わせです。公式スペック(2026年10月時点)をもとに「どこが同じで、どこが違うのか」を整理します。
ℹ️ 旧モデルについて:以前この記事で比較していた コンビ ホワイトレーベル スゴカルSwitch エッグショック AS は、コンビ公式ストアで「本製品は生産終了品となります」と表示され、掲載カラーはいずれも完売です。本記事では、コンビ側を2026年9月発売の現行モデル スゴカルR エッグショック ZA に差し替えて比較し直しています。
基本スペック比較
| 項目 | スゴカルR エッグショック ZA | ラクーナ クッション AI |
|---|---|---|
| メーカー | コンビ | アップリカ |
| 価格(税込・2026年10月 公式) | 69,300円(コンビ公式ストア表示・税抜63,000円) | 66,000円(メーカー希望小売価格・税抜60,000円) |
| 発売 | 2026年9月18日 | 公式仕様表は2026年3月(品番欄の注記は2025年12月発売) |
| 本体重量 | 5.6kg※1 | 5.7kg※2 |
| 対象年齢 | 生後1カ月〜36カ月頃まで(体重15kg以下) | 生後1カ月〜36カ月(体重15kg以下) |
| 対面⇔背面 | ○(両対面式・ハンドル切替) | ○(ハンドル切り替え両対面) |
| 前輪の自動切替 | オート4キャス | オート4輪 |
| タイヤ | 大型シングルタイヤ(直径16cm・キャスター部にボールベアリング) | 大径ダブルタイヤ(15cm・車輪あたり5個、合計20個のベアリング) |
| 衝撃吸収 | エッグショック(ヘッドサポートとシート全面に内蔵) | オメガクッション(座面下の振動吸収)+ショックレスマモール(頭部)+4輪サスペンション |
| 幌(日よけ) | ひざしバリア(完全遮光生地) | カプセルマルチフード(近赤外線85%以上カット※3) |
| シート | ダッコシート+エアスルーシート(ウォッシャブル) | ふわふわメッシュ本体シート(シルキーエアー・洗濯機で丸洗い可)+メディカル成長マモール/ハイシート53cm |
| カゴ | たためるバスケット(積載可能容積:30L・耐荷重:5kg) | フロントインビッグバスケット(前からも出し入れ可。容量の数値は公式ページ本文に記載なし) |
| リクライニング | 115°〜165°(片手リクライニング) | 123°〜166°(フィットリクライニング) |
| 開閉方式 | ワンタッチ開閉 | ワンタッチ開閉(片手で操作) |
| 折りたたみ時サイズ | W486×D375×H905〜1060mm | W460×D361×H991mm |
| カラー・型番 | ブランベージュ(119813)/モダングレー(119814) | シナモンベージュ(2230652)/ブラック(2230651) |
※1 ダッコシート、ガードを除く ※2 ショックレスマモール、腰マモール、フロントガードカバーを除く ※3 アップリカ公式の注記=「幌表と裏2枚合わせの部分において。近赤外線は波長800~2500nmにおいて。」
違い(1) タイヤ — 16cmシングル vs 15cmダブル
いちばん分かりやすい違いがタイヤです。
スゴカルRは「直径16cmのタイヤで、進むも、曲がるも、思いのままに押しやすく」とコンビ公式が説明する大型シングルタイヤで、キャスター部にボールベアリング(ミネベアミツミ製)を搭載しています。コンビ公式はこのシングルタイヤを、前モデル「スゴカルL compact エッグショック CB」からの変更点として挙げています。
ラクーナ クッション AIは大径ダブルタイヤです。アップリカ公式は「地面との接地点が多い安定のダブルタイヤを採用。さらに15cmに大型化することで、段差乗り越えもサポート」とし、車輪あたり5個・合計20個のベアリングで回転摩擦抵抗を軽減すると説明しています。
シングルは軽く転がる方向、ダブルは接地点を増やして安定させる方向と、ねらいが分かれます。どちらが優れているかは路面や積載状況で変わるので、店頭の試走で押し比べてください。
違い(2) 衝撃吸収の「置きどころ」が違う
スゴカルRのエッグショックは、コンビ公式が「卵を落としても割れないほどの超・衝撃吸収素材」と説明するクッション材で、スゴカルRでは「ヘッドサポートとシート全面に内蔵」されています(コンビ公式のラインナップ比較では搭載箇所を「ヘッドパッド + シート全面」と表記)。頭まわりだけでなく、背中からお尻まで素材で包む設計です。
ラクーナのオメガクッションは、公式いわく「座面の下にあるソファーのスプリングのようなクッションが上下して振動を吸収」する仕組みで、路面からの振動を座面ごと受け止める発想です。これに加えて、4輪すべてのサスペンション、つなぎ目を溶接したフレーム、頭部の衝撃吸収材「ショックレスマモール」(高密度の衝撃吸収材「マシュマロGキャッチ」)を組み合わせています。
どちらが上ではなく、「シートに素材を仕込む」か「座面下と足まわりで振動を受ける」かという設計の置きどころの違いです。性能の範囲や試験条件は各社の公式情報で確認し、ふだん押す道の状況とあわせて判断してください。
違い(3) 幌(日よけ)の考え方
スゴカルRの幌は「ひざしバリア」で、コンビ公式は「完全遮光生地で日差しをブロック」「日傘のように眩しさ・紫外線を防ぎ、赤ちゃんを真夏の日差しから守ります」と説明しています(ラインナップ比較では「遮光率100%対応生地」と表記。メッシュ部を除く)。幌には風を通すメッシュウィンドウが2つあります。
ラクーナ クッション AIの幌は「カプセルマルチフード」で、すっぽり覆ったまま2つの窓から赤ちゃんの様子を確認できる構造です。アップリカ公式は「ラクーナ クッション AI(シナモンベージュ/ブラック)は近赤外線85%以上カット」としています(幌表と裏2枚合わせの部分・波長800〜2500nmにおいて)。
「生地そのものの遮光」を前面に出すコンビと、「近赤外線カット」を数値で示すアップリカで、打ち出し方が異なります。夏の外出が多い家庭ほど差を感じやすい項目です。
違い(4) シートまわりとカゴ
スゴカルRにはダッコシート(本体重量から除かれる付属のインナークッション。大きくなったらシート裏側のポケットに入れ替える使い方をコンビ公式が案内)と、通気性を高めたエアスルーシートが付きます。シートは取り外して洗濯機で丸洗いできます。ハイシートの高さはコンビ公式ページに記載がありません。
ラクーナ クッション AIはハイシート53cm(地面から座面までの高さ)を公式が明記し、地面からの熱やほこりから距離を取れる点を打ち出しています。シートは通気性とクッション性を両立した「シルキーエアー」のメッシュ本体シートで、こちらも洗濯機で丸洗いできます。首・腰すわり前の頭と腰を支える「メディカル成長マモール」も備えます。
カゴは、スゴカルRが「積載可能容積:30L(耐荷重:5kg)」と数値を公表し、荷物を入れたまま折りたためる「たためるバスケット」です。ラクーナは「前からも荷物の出し入れができる」フロントインビッグバスケットで、対面走行中でも前から荷物を取れるのが特長ですが、容量の数値は公式ページ本文にはありません(「大容量」の注記は座面下空間容積についての表現です)。
変わらない共通点
- 対象範囲はどちらも体重15kg以下(コンビ公式は「生後1カ月〜36カ月頃まで」、アップリカ公式は「生後1カ月〜36カ月」と表記)
- 両対面式で、ハンドル切替に連動して前輪のキャスターが自動で切り替わる機構(コンビは「オート4キャス」、アップリカは「オート4輪」と呼びます。ねらいは近いものですが、機構や作動条件が同じとは限りません)
- メーカー公称の本体重量は5.6kgと5.7kg(ただし重量から除外される部品が異なります=スゴカルRはダッコシート、ガード、ラクーナはショックレスマモール・腰マモール・フロントガードカバーを除く表記)
- マグネット式のバックル(コンビ「ラクピタバックル」、アップリカ「イージーベルト」)、ワンタッチ開閉、洗濯機で洗えるシート
つまり「毎日の持ち運び・エレベーターなし物件・電車移動」といった軽さ基準ではこの2台に大きな差はつきません。
まとめ — どっちを選ぶ?
- 夏の直射日光が気になる・頭から背中まで包むクッションがほしい → スゴカルR エッグショック ZA
- 段差・振動の多い道を毎日押す・座面の高さを重視 → ラクーナ クッション AI
- タイヤの好み → 軽く転がるシングル16cm(スゴカルR)か、接地点の多いダブル15cm(ラクーナ)か。店頭で押し比べて決めるのが確実です
- 確認時点の掲載価格差は3,300円(スゴカルRはコンビ公式ストア表示、ラクーナはメーカー希望小売価格)
より多くのモデルを横並びで見たい場合は、ベビーカーの選び方(A型・B型・AB型の違い)とベビーカーの比較データ表にまとめています。3歳以降も使いたい場合はベビーカーは何歳まで乗れる?もどうぞ。
※ 本記事の価格・仕様は2026年10月時点の各社公式サイトの記載に基づきます。価格改定・仕様変更・生産終了となる場合があるため、購入前にコンビ公式・アップリカ公式で最新情報をご確認ください。